東京地裁立川支部
共同通信社

 東京・三鷹のストーカー事件で、殺人罪などに問われた池永チャールストーマス被告(23)の裁判員裁判が8日、東京地裁立川支部(菊池則明裁判長)であり、刺殺された高3女子生徒の父親の証人尋問が行われた。父親は事件前後の画像流出も含め「殺人事件であり、凶悪な情報犯罪でもある。1人の女性と家族を苦しめ、それが終わることはない」と訴え、極刑を求めた。

 2013年の事件発生から約2年半。父親は今の生活を検察側から問われ「娘が欠けたことで、私たち夫婦の未来も消し飛んだ感じがする」と心境を口にした。

 尋問は、被告や傍聴席から見えないよう、ついたてが設置されて行われた。

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