【ミモザの日】女性にとって特別な日♡本場イタリアではこんなふうに盛り上がる! | ニコニコニュース

掲載:mamagirl
エムオンプレス

3月8日の「ミモザ」は、本場イタリアでは女性のための祭日。ミモザの日を思いっきり満喫しているイタリアの街の様子をご紹介します!

街はミモザのイエローカラーで、春色に染まります!


3月8日の“国際女性デー”は、もともとニューヨークで労働条件の改善などを求めて女性労働者がデモを起こしたことが始まりでした。

イタリアでは、1946年この“国際女性デー”を、ミモザの花をシンボルとした“FESTA DELLA DONNA (女性の祭日)”と謳い、女性の日と定めました。日本では“ミモザの日”と呼ばれることが多いと思いますが、イタリアでは“FESTA DELLA DONNA(女性の祭日)”と呼ばれています!!素敵な響きですよね~♡


こうして、大切な女性の存在を忘れぬよう、日頃の感謝を込め男性から女性へシンボルであるミモザの花を贈るという習慣が生まれてきたのです。

イタリアでは2月の下旬からお花屋さんはもちろん、あらゆる店先やスーパーなどにミモザがあふれます。ウィンドーディスプレイでもバールでもミモザが飾られ、街全体が冬から一気に春の装いになります。

もう一つのプレゼントは家事ゼロ!のごほうび♪


ミモザのプレゼントはもちろんうれしいのですが、この日、同じくらいうれしいことがイタリアの女性達を待ちうけているのです。それは、「家事ゼロ」デー!
3月8日、女性達は家事のことなどを忘れ、女友達と夜な夜な集まり外食に行くということがもうひとつの習慣!男性陣はこの日はNOと言ってはいけません♪
ですから、この日だけは夜になると街のあちこちで女性グループに遭遇するんです!

「どこに行く?何食べに行く?あそこが流行らしいよ!」などと女性陣は大盛り上がり♪レストランは女性グループの予約でいっぱいになります。

この習慣はすべての年代の女性が対象なので、シングルでも既婚者でも、ママでもばぁばでも、女性が皆主役になれる日。


子ども達は学校でミモザに関するいろいろなものを作ってはママにプレゼントしますし、コンサート、レストラン、美術館などさまざまな所で女性の優待があったりと、街中の人がお祝いしてくれているようで女性にとっては誇らしい日になるのです。

老舗のお菓子やさんや地元密着型のお店程季節の行事を大切にしています!


フィレンツエ中心地にある、創業1916年のお菓子屋さん『MIGONE』ではFIAMMETTAさんがお店を切り盛りしています。なんとFIAMMETTAさんはここの4代目!

「代々曾おばあさんの名前を継ぐのがしきたりなの。もちろん私の名前FIAMMETTAも曾おばあさんと一緒よ。日本からのお客様もたくさんくるわ。取材も受けたことがあるの。ウィンドウは季節ごとに私達従業員がすべて考えて飾るのよ!」

季節ごとの行事に合わせたウィンドウ作りをし、伝統を大切にしているこちらのお店。やはりこの季節は見事なミモザのディスプレイでした!

地元のお花屋さんでは70代くらいの女性がミモザの花束を購入されていました。

「これは私の大切な友人女性に贈るもの。FESTA DELLA DONNAは女性から女性に贈ることももちろんあるのよ!だって女性のための日ですもの、大切な友人に送るのもOKなのよ!」とのこと。

男性から女性に贈られるものとばかり思ってました!と言ったところ、

「男性が女性に贈るのは当然よ(笑)!!」


「娘から母に、女友達から女友達へ、ママから学校の先生へなど誰にでもプレゼントするのよ。価格もこの花束で12ユーロとお手頃でしょ!」
と一気に返ってくる回答。さすがイタリア女性!いくつになっても楽しいです♪

こちらのお花屋さんもウィンドウはやはりイエローカラー。


手描きのメッセージは、「すべての女性にはそれぞれのスタイルがある。素敵な女性の祭日を」という意味。女性であることに感謝♡

明るくて、可憐で、優雅なミモザとともにみなさんも“FESTA DELLA DONNA(女性の祭日)”を楽しんでみませんか?

撮影/YOKO


(mamagirl)