フィギュアスケーター・羽生結弦の映画初出演作としても注目を集める『殿、利息でござる！』の本予告映像が解禁され、遂に羽生扮する“殿”の姿が映像で初お披露目となった。本作は実話を元に、阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、松田龍平ら豪華キャスト陣が贈る痛快歴史エンターテインメントだ。
江戸中期、金欠の仙台藩は百姓町人へ容赦なく重税を課し、破産と夜逃げが相次いでいた。小さな宿場町・吉岡宿に住む主人公・十三郎（阿部）は、知恵者の篤平治（瑛太）から宿場復興の秘策として「藩に大金を貸し付け利息を巻き上げるという」という逆転の発想を打ち明けられる。「末代まで決して人様に自慢してはならない」という“つつしみの掟”を自らに課しながら、十三郎と弟の甚内（妻夫木）、宿場町の仲間たちは、三億円の大金を集める頭脳戦に挑む。
今回解禁となった本予告では、年貢の取り立てや労役で困窮する仙台藩吉岡宿を守るため、藩に大金を貸し付け利息を巻き上げるという、奇想天外な“宿場救済計画”実現に向け、十三郎ら庶民9人の奮闘する姿が描かれている。一見、緊迫した“実話”を元にした時代劇ながら、中村監督独特の演出と、キャラクターたちのコミカルなやりとりが笑いを誘う。
そして同映像で遂に、羽生扮する“殿”こと仙台藩藩主・伊達重村の姿が映像初解禁。私財を投げ打ち、決死の節約を重ねる十三郎らは、強欲お奉行の嫌がらせを乗り越え、本懐を果たせるのか、ビンボー庶民たちが、一発逆転の“銭戦”を仕掛ける…。
映画『殿、利息でござる！』は、5月14日全国公開。