大阪ガスが、4月の電力小売り全面自由化を控え、家庭向け電力市場に参入する意向がある近畿の都市ガス11社と提携交渉を進めていることが8日、分かった。一部は既に大ガスによる電力販売の手続きを代行。2017年4月には家庭用ガス小売りも市場開放されるため、一段の競争激化に備えて「ガス会社連合」による地固めを急ぐ。

 大ガスは連携を強化し、逆にガス市場へ攻めてくる関西電力などを迎え撃つ狙いもある。首都圏でも都市ガス会社が相次ぎ電力小売りに乗り出す方針を示しており、最大手の東京ガスが協力先を広げている。

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