NY株、反落 欧州中銀総裁の発言受け

 【ニューヨーク共同】10日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、原油先物相場の下落を嫌気して反落した。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が記者会見で追加利下げに慎重な発言をしたことによる買い控えもみられた。

 午前11時05分現在は前日比56・19ドル安の1万6944・17ドル。ハイテク株主体のナスダック総合指数は16・37ポイント安の4658・01。

 朝方はECBの追加金融緩和策が好感され、ダウ平均の上げ幅は一時、120ドルを超える場面もあった。

 その後、ドラギ総裁発言が伝わるとともに、原油先物相場が下落すると売りが優勢となった。