3歳の次男をウサギ飼育用のケージに閉じ込め、口にタオルをくわえさせて窒息死させたとして、監禁致死と死体遺棄の罪に問われた両親の裁判員裁判で、東京地裁は11日、父皆川忍被告(31)に懲役9年(求刑懲役12年)、母朋美被告(29)に懲役4年(同7年)の判決をそれぞれ言い渡した。

 忍被告は初公判で「タオルをくわえさせたが、死亡との関係は分からない」とし、朋美被告は「夫がタオルで口をふさいだことは知らなかった」と主張したが、稗田雅洋裁判長は2人に監禁致死罪が成立すると認めた。

 判決理由では「長期にわたり断続的に閉じ込めた。極めて悪質な行為だ」と批判した。