森川葵、『A-Studio』8代目アシスタント バラエティ初レギュラーに「トークは苦手なので挑戦」 | ニコニコニュース

8代目アシスタントに就任した森川葵と笑福亭鶴瓶。森川へ「お前は肝が据わっているから大丈夫」と鶴瓶
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 女優の森川葵がトーク番組『A-Studio』(TBS系)の8代目アシスタントを務めることが13日、わかった。4月1日放送回から、MCの笑福亭鶴瓶とともに出演する。人気タレントを輩出する同番組アシスタントへの起用に森川は「トークは苦手なので挑戦です。ハタチになって、これからもっと大人になっていく自分の人生の切り替え。違うところに足を踏み入れられたらいいなと思っています」と意気込みをコメントした。

【写真】1回目の収録が終わって…リハーサル室での森川葵

 いま一番観たいスターたちの素顔を引き出すトーク番組として、笑福亭鶴瓶をMCに2009年からスタート。この4月で放送8年目を迎える同番組は、これまでにIMALU、SHELLY、本田翼ら若手の人気タレント、女優らが1年毎にアシスタントを務めてきた。現在、出演中の7代目アシスタントの早見あかりからバトンタッチする形で8代目を務める森川の起用理由について、酒井祐輔プロデューサーは「ドラマや映画での役柄では始末の悪い女の子、面倒くさい女の子を演じさせたら抜群。“ほんわかしたたたずまい”という素の表情とのギャップ、さらには他人の受け売りではなく、自分の言葉で意思を伝えようとする姿勢に惚れ込んでの起用になった」と明かす。

 バラエティ番組の初レギュラーとなる森川は、今回の抜擢に「あれ? 私で大丈夫なのかなと思いました。テレビを観ない自分でも知っている番組に自分が出ることになるなんて。うれしかったんですけど」。どんなアシスタントになりたいかとの問いには「最近すごく変な人だと言われることが多いので、変な人じゃないよ、ちゃんと普通にもできるよというのを見せていけたら」と笑顔を見せた。

 すでに1回目の収録を終えた森川は、初体験のMC業について「普段あまり緊張はしないのですが、自分が何をしていいか分からないことが多すぎて、ずっと緊張しっぱなし。肩こりがひどくなりました」と振り返った。また、同番組アシスタントという立場については「いい場所だなって思いました。普段なかなか出会えない人生の先輩方に、こんなにいろいろなお話を聞ける場所はありません。ここにいられることがラッキー」と目を輝かせる。一方、酒井プロデューサーから「いい意味で力が抜けている。『鶴瓶さんの横で番組のためにがんばります!』という気負いもない」との評価を受けると森川は「あります! がんばります!」とガッツポーズで応えた。

 これから1年間務めていく同番組アシスタント。森川は今の想いを「いままで女優として演技で言葉を発してきていますが、自分の言葉で話すことがありませんでした。いまは番組の取材に行って、伝えたいことをうまく話せないことに悩んでいます。1年後に自分の言葉をひとに伝えることがうまくなっているといいなと思います」と語った。

 森川と鶴瓶との初対面は、スタジオ収録前に行われるゲスト関係者への取材の場。「初めから『おお、森川』という感じで受け入れてくれて。すぐに自分のスペースに入れてくれたような気がして、すごく安心感がありました」と笑顔を見せる森川。この日の収録前にも「お前は肝が据わっているから大丈夫」と声をかけられたといい、「自分的には収録が始まる前は大丈夫じゃなかったので、それで大丈夫なんだなと思えました」と鶴瓶のひと言に助けられたことを明かした。

 鶴瓶のその確信を裏付けるエピソードとして、森川にとっては初出演となる4月1日放送回のゲスト・多部未華子とのトーク終わりに“事件”が起きた。『A-Studio』は毎回、ゲストとのトーク後に鶴瓶のひとり語りによる“いい言葉”で番組を締める。それが今回、森川が鶴瓶を上回る“いい言葉”を言ってしまったという。

 鶴瓶は「森川に全部持っていかれた」と笑っていたというが、当の森川は戦々恐々。番組編集によってはカットされるかもしれないとしながらも、トークに真剣に耳を傾けたからこそ飛び出た、その「多部さんは多部さんしかいない」という発言は、鶴瓶をはじめ番組スタッフの心にさっそく爪あとを残した。「森川葵は森川葵しかいない」と感じさせるような名アシスタントへの道に期待が高まる。