【ベルリン時事】ドイツで13日、西部ラインラント・プファルツ州など3州の議会選挙が行われ、独メディアの出口調査結果によると、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)の議席減が目立つ一方、反難民の新興政党「ドイツのための選択肢」が3州全てで初めて議席を獲得する躍進を果たした。

 今回の州議会選は、昨年夏に中東やアフリカからの難民申請希望者の殺到が問題化してから初の大型選挙。メルケル首相が続けてきた難民に対する寛容政策への不満が示された形だ。

 「選択肢」のペトリ党首は独テレビに対し「(与党をはじめ)既成政党は首相の壊滅的な難民政策の罰を受けた。われわれはこれまでの主張を続けていく」と述べた。