今年前半にも追加緩和=本田内閣参与

 安倍晋三首相の経済ブレーンの本田悦朗内閣官房参与(スイス大使)は14日、国会内で開かれた超党派議連「創生日本」の会合で講演し、世界経済の減速懸念などを踏まえた日銀の金融政策に関し、「今年前半にも追加緩和があるのではないか」との見方を示した。

 本田氏は緩和に踏み切る場合、「マイナス金利政策と量的緩和の合わせ技になる」と予想。一例として、日銀当座預金の一部金利を現在のマイナス0.1%から同0.2%に引き下げ、国債の買い増しペースを現在の年間80兆円から90兆円に拡大する案を挙げた。