東芝本社
共同通信社

 経営再建中の東芝が、洗濯機や冷蔵庫といった白物家電事業を中国家電大手の美的集団に売却する方向で最終調整に入ったことが15日、分かった。売却額は数百億円規模になる見通し。トルコ大手のアーチェリックとも交渉を進めたが、売却額などで美的に好条件を提示されたとみられる。

 白物家電を手掛ける子会社「東芝ライフスタイル」の株式の大半を売却する。美的は東芝が販売網を持つ日本や東南アジアに販路を広げ、事業拡大を目指す。東芝は中期経営計画を18日にも発表し、白物の売却も盛り込みたい考えだ。