16日の東京株式市場は、米国の金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に買い注文を手控えるムードが強まり、日経平均株価(225種)は続落した。終値は前日比142円62銭安の1万6974円45銭で、節目の1万7000円を3営業日ぶりに割り込んだ。

 東証株価指数(TOPIX)は11・58ポイント安の1360・50。出来高は約18億6100万株で、今年最少だった。

 原油先物相場の下落傾向などが嫌気され、平均株価はマイナス圏での推移が続いた。2016年春闘は大手製造業の賃上げペースの鈍化が鮮明となり、国内景気の先行き懸念につながった。

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