【北京時事】中国国営通信・新華社が、全国人民代表大会(全人代)と全国政治協商会議(政協)が開催中の13日の配信記事で、習近平国家主席について、「最高指導者」と記すべきところを「最後の指導者」と誤記した。約1時間後に「最高指導者」と訂正した。香港メディアなどが伝えた。

 習国家主席は全人代開幕前の2月、新華社や国営中央テレビなどを視察。「官製メディアは宣伝の陣地であり、共産党を代弁しなければならない」と指示。全人代期間中、メディアへの統制が一段と強まる中、こうした重大なミスは異例で、波紋を広げている。