米、利上げ見送り=国際経済・金融がリスク―緩やかな軌道維持・FRB

 【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)は16日の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げを見送り、政策金利を0.25〜0.5%に据え置いた。会合後の声明では「国際経済と金融情勢が引き続きリスクになっている」と警戒しながらも、米経済は「緩やかに回復している」との認識を示し、緩やかに利上げを進めていく方針を維持した。

 同日公表された委員らの見通し(中央値)では、年内に2回の利上げを行う可能性が示された。昨年12月時点の4回から半減した。