リベンジポルノの被害者と加害者の関係
共同通信社

 復讐目的に交際相手の裸の画像などを流出させるリベンジポルノに関し、昨年1年間に全国の警察に寄せられた相談は1143件だったことが17日、警察庁のまとめで分かった。リベンジポルノを規制する私事性的画像記録の提供被害防止法が施行された2014年11月以降、年間統計の発表は初めて。被害者の9割は女性。20代以下が約6割で、若年層を中心とした深刻な被害の実態が明らかになった。

 画像がインターネット上に流れると回収は事実上不可能で、警察庁の担当者は「画像のほとんどは交際時に撮影に応じてしまったケース。安易に撮らせたり、送ったりしないでほしい」と呼び掛けている。