【ワシントン共同】ケリー米国務長官は17日、ワシントンの国務省で記者会見し、過激派組織「イスラム国」(IS)による多くのキリスト教徒やクルド民族少数派ヤジド派住民らの殺害は「ジェノサイド(民族大量虐殺)だ」と述べた。

 ケリー氏は、ISが特定の宗派や少数派を「破壊」する意図を持って「人道に対する罪」を犯していると非難。事実を究明するため独立した調査機関を立ち上げる必要性などに言及した。

 また「ISが消し去ろうとしているものを、私たちは守らなくてはならない」として、ISがイラクなどで掌握する少数派居住区を奪還する準備を進めていると述べた。

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