自民党は17日、衆院選挙制度改革に関する合同会議を党本部で開き、有識者調査会が「1票の格差」是正に向けて提案した新たな議席配分方法「アダムズ方式」の導入を容認することを決めた。谷垣禎一幹事長が2020年の国勢調査に基づいて採用する方向で大島理森衆院議長に報告し、他党と協議する考えを表明、了承された。

 導入への反対意見が根強かった自民党の譲歩により、3月中の合意を目指す与野党の協議が進展する可能性がある。

 自民党にアダムズ方式の受け入れを促してきた大島氏は18日、谷垣氏から報告を受ける予定だ。