【ソウル時事】20日の朝鮮中央通信などによると、北朝鮮の金正恩第1書記は、韓国への上陸を想定した軍の演習や、敵の上陸を阻止する防衛演習を視察した。

 金第1書記は「上陸戦闘の勝敗は、敵の海岸防衛施設や敵部隊をいかに制圧するかにかかっている」と指摘、「実用的訓練を強化し、水上艦の装備を改善しなければならない」と強調した。

 朝鮮中央テレビは20日、金第1書記が演習を視察する様子や、演習に参加した艦艇や戦車など多数の写真を放映した。

 この演習は、米韓両軍などが今月実施した過去最大規模の上陸訓練「双竜訓練」に対抗する狙いがあるとみられる。視察には事実上のナンバー2とされる黄炳瑞軍総政治局長らが随行した。