山口組系組員がけんか、東京 分裂めぐる対立か

 20日午前3時ごろ、東京都足立区竹の塚1丁目の路上で「けんかしている人が大勢いる」と110番があった。警察官が駆け付けると、近くで二十数人が怒声を上げてもめていた。頭などにけがをした3人が病院に搬送されたがいずれも軽傷。

 警視庁組織犯罪対策4課によると、けがをした1人は指定暴力団山口組弘道会系の組員(41)で暴行を受けたという。同課は現場にいた40代くらいの男から事情を聴いている。

 男は山口組から分裂した神戸山口組系の組員とみられ、分裂をめぐるトラブルの可能性もあるとみて調べている。

 足立区内では2月、神戸山口組系幹部が何者かに襲われる事件が起きていた。