住民投票の開票後、取材に応じる山梨県南アルプス市の金丸一元市長=20日夜、同市役所
共同通信社

 山梨県南アルプス市の市庁舎整備をめぐり、新築移転か増改築するかを問う住民投票が20日、実施された。即日開票され、増改築に賛成が1万5699票と、新築移転に賛成の1万2299票を上回り、過半数に達した。投票率は49・92%だった。

 昨年4月の市長選でも最大の争点で、増改築を訴えた金丸一元市長が、新築計画を進めていた当時の現職を破り当選。同じ争点で1年以内に投票される異例の展開となった。結果に法的拘束力はないが、再び増改築派が多数を占めた。

 金丸市長は開票終了後「またはっきりと民意が示された。増改築でやっていきたい」と述べた。