小林麻耶アナにカトパンも! 歌手デビューしていた女子アナたち | ニコニコニュース

 フリーの小林麻耶アナ(36)が先日、デビュー曲となる『ブリカマぶるーす』を発売して話題になった。不本意にブリっ子、カマトトと言われ続けるブルーな気持ちを歌詞にのせた内容で、童謡的な二拍子の曲にもかかわらず「ぶるーす」と名乗ってしまうのもさることながら、ミニスカートにフリフリの衣装で歌う小林の姿はブリっ子そのもの。目標売上げ枚数は1000枚、出演したい番組はお約束の紅白歌合戦かと思いきや『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)と妙に謙虚で、突っ込みどころの罠だらけな、話題性たっぷりの企画になっている。

 今回の曲が小林アナにとってデビューというのは意外に思えるが、そう感じるほど歌手デビューをしている女子アナというのは数多い。元祖と言えるのは、1993年にデビューしたDORAで、当時の日本テレビで人気だった永井美奈子アナ(50)、薮本雅子アナ(48)、米森麻美アナ(満34歳没)らによって結成された。日本テレビの40周年企画で結成されたもので、ユニットの名付け親は美川憲一(69)。音楽バラエティ番組『夜も一生けんめい。』(1990年~1995年。日本テレビ系列)への出演や、日テレ関連企業であるレコード会社VAPの後押しもあり、オリコンランキングでは43位を記録。企画モノとしては大成功を収めた。

 柳の下のドジョウと言うべきか、同時期には系列局の読売テレビ所属の植村なおみアナ(49)、脇浜紀子アナ(49)、村上順子アナ(旧姓:徳山・46)によって「NORA」というユニットが結成された。また新人だった大神いずみアナ(46)も『ウンナン世界征服宣言』(日本テレビ系列)の番組企画から『今でも・・・今なら・・・』でCDデビューし、オリコンで44位を記録した。ちなみに大神アナは翌年「マーシー&いずみ」の名義で、田代まさし(59)とのデュエット曲『熱帯夜』も発表している。

 DORAや大神アナ以上の成功を収めたのがアヤパンこと元フジテレビの高島彩アナ(37)だ。デビュー曲は『着信のドレイ』(2002年)。高島アナがアイドルの「アヤパン」に扮して歌うという番組企画から始まったものの予想外に反響が良く、1000枚限定でCDを発売。高島アナのアナウンサーらしからぬ高い歌唱力もあって、最終的にはオリコンで55位を記録した。ちなみに高島アナは翌年、情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系列)の10周年記念企画として、軽部真一アナ(53)とユニット「T&K」を結成。このときすでにCDデビューをしていた軽部アナの歌唱力にも定評があり、オリコンでは17位を記録した。

 さらに高島アナは2008年には中野美奈子アナ(36)、とともに「Early Morning」を結成。デビュー曲『おいてけぼりのThirty』がオリコン12位を記録した。作曲は上司である福井謙二アナ(62)によるものだが、実は福井アナも2002年に自身の作詞作曲でCDデビューしている。さらにEarly Morningは翌年リリースした槇原敬之(46)作詞作曲の『かみさまでもえらべない。』がオリコンのデイリーシングルチャートで初登場2位に。週間シングルチャートでは4位を記録し、アナウンサー歌手として最高位を記録した。2011年に高島の結婚退社により、Early Morningにはショーパンこと生野陽子アナ(31)とカトパンこと加藤綾子アナ(30)が加入。『少しずつ 少しずつ』がオリコンで12位を記録している。

 他にフジテレビの「パン枠」女子アナでは2012年にミタパンこと三田友梨佳アナ(28)が『恋のミタパン』でCDデビューしている。深夜番組『ミタパンブー』(2012年)の番組内企画によるCDデビューだったが、三田アナの微妙な歌唱力のために、セールスはいかにも企画モノらしいそれで終わってしまった。