自民党の溝手顕正参院議員会長は20日、NHKの番組で、来年4月の消費税率10%への引き上げ実施の可否を安倍晋三首相が判断する時期について、「(夏の)参院選前に判断するのがよろしい」との見解を示した。

 溝手氏は番組後記者団に、「(増税を)やるかやらないかという状況のままで参院選に入れないだろう」と指摘。「増税が基本だが絶対ではない。来年4月というタイミングは良くない。参院選のテーマになるのは大変だ」とも語り、増税先送りへの期待感をにじませた。