岐阜労働基準監督署は22日、中国人技能実習生に賃金を支払わなかったとして、最低賃金法違反と労働基準法違反の疑いで、岐阜県笠松町の服飾製造会社社長粟谷浩司容疑者(50)と、岐阜市の技能実習生受け入れ事務コンサルタント伊藤智文容疑者(50)を逮捕した。

 逮捕容疑は共謀し、2014年12月~15年8月、服飾製造工場で働く実習生4人に対し最低賃金を下回る給料しか支払わなかった疑い。計約475万円が不払いになっていたという。

 労基署によると、昨年9月、実習生2人が同署に相談して発覚。労基署が立ち入り調査した際、粟谷容疑者らは虚偽の説明をしたという。

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