TOKIO麺に「人殺し」とツイートした作家 削除内容をブログに再掲載 | ニコニコニュース

TOKIO麺に「人殺し」とツイートした作家 削除内容をブログに再掲載
おたくま経済新聞

ミステリ作家の藤岡真さんの発言が騒動となっている。問題視されたのはTwitterに投稿された3月20日(日)20時頃の投稿。

【画像付きの元記事はこちら】

・「TOKIO。究極のラーメンて、福島の小麦から作った麺なのかよ。人殺し」
・「未だに「食べて応援」している馬鹿がいて頭が痛くなる」
・「福島の農家の皆様は、どうか地産地消して下さい。県外に出荷するほどの生産量があるのですか。そして、ご自分のお子さんには絶対に食べさせないで下さい。なお、圏外で生産物を目撃したら「毒入り食べたら死ぬで」シールを添付させていただきます」
・「TOKIO。気違いが福島で米を作っている」
(ブログ『藤岡真の始の棲家』より引用。原文まま掲載。)

この発言は、日曜夜に日本テレビで放送されている『ザ!鉄腕!DASH!!』の人気企画「世界一うまいラーメンつくれるか!?」に対してのものと思われる。
企画自体は2014年4月からスタートしており、小麦については早い段階から福島の畑で育てることが紹介されていたが、藤岡さんはこの時初めて知ったか詳しく興味をもったようで、続けざまに上記のような投稿を行っている。

上記投稿は、投稿直後からネット上で話題となり、藤岡さんには批判の声が殺到するといういわゆる「炎上」状態になった。これについて藤岡さんは翌21日に、個人ブログ『藤岡真の始の棲家』にて、詳しい考えおよびお詫びを掲載した。

それによると、福島の農作物に対する考えに変わりはないものの、発言には明らかに言い過ぎな部分があったとして、問題の投稿を削除したと説明。ただし、「隠滅が目的ではない」として、ブログ上にて改めて削除した発言を掲載している。

TOKIOを名指したことについては次のように説明。

「日本テレビの日曜ゴールデンにオンエアされる番組で、有名タレントがグレーゾーンを無視して「安全」と言い切る影響力は天文学的な数字でしょう。その結果5年後10年後に何らかの異変が発生したとしても、誰も責任を取ることが出来ません。」

しかし、投稿の最後には「福島県民、TOKIO、関係者各位に、深くお詫びいたします。」と謝罪の言葉を述べている。

つまり考え方は変わらないが、行きすぎた言葉使いについては反省し、謝罪するということのようだ。

なお、この記事のコメント欄には、「いまいち要領を得ない」「もうこの人には何を言っても無駄」「福島と同じ東北の人間としてすごく悲しくなりました。」といった怒りの声が多数寄せられているが、藤岡さん自身がさらにコメントを返していることもあり未だ騒動は鎮火する向きを見せていない。

(文:HideI)