後輩とのコミュニケーションで気をつけたい! やる気をなくす言葉vsやる気を起こす言葉 | ニコニコニュース

ガジェット通信

春は出会いの季節。

バイトや部活・サークルなどに新人が入ってきて、あなたが「先輩」になるなんてこともあるでしょう。

いろいろ教える立場になりますが、ちょっとした言い方の違いで、後輩はやる気になったり、やる気がなくなったりするので注意が必要です。

本『やる気をなくす悪魔の言葉vsやる気を起こす魔法の言葉』(※)から、「やる気をなくす言葉」から「やる気を起こす言葉」への変換を紹介しましょう。

※ http://www.amazon.co.jp/dp/4502697605/

■1.成功をイメージできる「肯定」する言葉への変換

×「ミスするな」

◯「丁寧にやろう」

×「気を抜くな」

◯「集中しよう」

人間の脳は否定形を理解できない性質があると言われています。

「ミスするな」「気を抜くな」と否定形で言われると「ミスする」「気を抜く」姿を頭の中でイメージしてしまうのです。

肯定形で伝えるよう、気をつけましょう。

■2.自信を取り戻す「期待」を伝える言葉への変換

×「何回同じミスをしたら気がすむんだ(またか・またやったのか)」

◯「(私は)君なら成功できると信じている」

×「いつになったらできるようになるんだ」

◯「(私は君に)早く一人前になってほしいと思っているんだよ」

ミスした時点で既に本人はへこんでいます。

そこでさらに怒ったところで、後輩がやる気になるはずもありません。

人は「誰かに認められたい」という本能を持っています。

怒るのではなく「期待」を伝えることで、失敗をした後輩は自信を取り戻し、やる気を出してくれるのです。

■3.積極的になる「質問系」の言葉への変換

×「◯◯しなさい」

◯「◯◯はもう終わっているかな?」

人はあまのじゃくなもので、命令されるとやる気がなくなるものです。

宿題を今やろうとしていたのに「やりなさい!」と言われてイラッとした経験、ありませんか?

やる気にさせるには、命令ではなくサラッと質問系で思い出させることが有効。

質問系で言われると、自然と脳が答えを探そうとするのです。

■まとめ

同じことを伝えるにも、言葉次第で印象がまったく違うというのが分かりますね。

賢いリーダー・先輩になるには、思ったことをただ言うだけではダメ。

相手の心を動かすにはどう伝えたら良いか、そう考えましょう。

後輩のやる気があれば、あなたも気持ちよく過ごせますよね。

あなたが先輩に言われてやる気をなくした言葉・やる気を起きた言葉を思い出してみるのも良いかもしれません。

※この記事はタウンワークマガジンとガジェット通信で共同制作しました。

文:ホラノコウスケ 企画:ガジェット通信

-ガジェット通信は賢く情報を活用する読者のため「ネット上の議論、ネットカルチャー、デジタルガジェット情報、ライフスタイル提案、時事ニュース」等を提供するニュースサイトです。ガジェット通信