宮崎市の認可保育園で、30代の男性保育士が園児を平手打ちしたり、はさみを向けて威圧したりし、市が児童福祉法に基づいて立ち入り調査していたことが分かった。宮崎市が22日、明らかにした。

 市子ども課によると、園児が指示に従わない際にたたいていた。また、昼寝の時間に寝付かないと、はさみを見せて「(陰部を)切るよ」と脅した。園児にけがはなかったが、まねをして人にはさみを向けるようになった。

 昨年10月、保護者が園に相談して発覚した。保育士は市の調べに「怖がらせておとなしくさせようと思った」と説明した。