【ジャカルタ共同】国際石油開発帝石(INPEX)がインドネシア沖で進める大規模海底ガス田の開発計画について、同国のジョコ大統領は23日、海上に浮かぶ液化天然ガス(LNG)生産基地を建設するINPEXの案を採用せず、陸上に建設する方針を明らかにした。

 INPEXは「インドネシア政府から正式な通知を受けておらず、コメントできない」としているが、計画の大幅変更を迫られ、生産開始が遅れる可能性が強い。

 この計画は、インドネシア東部のアラフラ海の「マセラ鉱区」からLNGを生産するプロジェクトで、INPEXとロイヤル・ダッチ・シェルが権益を持つ。

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