愛知県豊田市で同居していた妻ら家族3人を殺害した後、自宅に放火したとして、殺人と非現住建造物等放火の罪に問われた無職松井芳治被告(66)の裁判員裁判で、名古屋地裁岡崎支部(手崎政人裁判長)は22日、懲役27年(求刑無期懲役)の判決を言い渡した。

 手崎裁判長は判決理由で「結果は重大。世間体を気にして無理心中しようとし短絡的だが、被告に非のない8千万円もの詐欺被害が発端で、経緯は同情に値する」と述べた。

 詐欺事件をめぐっては、松井被告の妻あや子さん=当時(65)=から娘の就職あっせん料として現金を詐取したとする罪で知人の女(66)が起訴され、同支部で公判中。