米国の研究チームが作製した細菌(研究チーム提供・共同)
共同通信社

 【ワシントン共同】生命活動を維持するのに必要最小限のゲノム(全遺伝情報)だけを持った細菌を人工的に作ることに成功したと米国のクレイグ・ベンター博士らのチームが25日付の米科学誌サイエンスに発表した。

 自己複製できないウイルスなどを除けば、自然の中にいるどの生物よりも遺伝情報や遺伝子の数が少ないという。ベンター博士は「生命の起源や進化の謎に迫る成果だ」と話している。

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