スーパーコンピューター「京」で計算した太陽のプラズマの動き(上)と磁場の動き(千葉大提供)
共同通信社

 太陽の磁場の動きに大きな流れができる仕組みを、スーパーコンピューター「京」を使って解明したと、千葉大や東京大のチームが25日付米科学誌サイエンスに発表した。地球の気候との関連が指摘される太陽の黒点の変動を予測するのに役に立つ成果としている。

 太陽の黒点は、周囲と比べ低温で強い磁場があり11年ごとに数が増減するが、その仕組みはほとんど分かっていない。黒点が少なかった1600年代は、地球が寒冷化したことが知られている。

 研究チームは、太陽内部で、原子核と電子がばらばらになったプラズマ粒子がどのように流れ、磁場を生成するのか、スパコン京を使って計算した。

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