妻夫木聡と満島ひかりのW主演で貫井徳郎『愚行録』映画化決定! 「この2人が兄妹役か! 期待大だな」「楽しみすぎる!」と歓喜の嵐 | ニコニコニュース

『愚行録』(貫井徳郎/東京創元社)
ダ・ヴィンチニュース

 『慟哭』『乱反射』『後悔と真実の色』など数々の名作を執筆してきた、ミステリー作家・貫井徳郎の『愚行録』が、妻夫木聡と満島ひかりのW主演で映画化されることが決定。「どちらも演技派の二人だ。これは見ないとな」「この2人が兄妹役か! 期待大だな」「2人の兄妹役楽しみすぎるううう!」と歓喜の声が上がっている。
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 今回映画化されることとなった『愚行録』は、どこにでもいる普通の一家が惨殺されるところから始まる―。どうして殺されたのか、だれが犯人なのか、そして善男善女2人の過去が、事件の真相に迫る週刊誌記者・田中の手によって、インタビュー形式で綴られていく。「この小説、ほんとにどこを切り取っても愚しかない。でもそこが人間らしくていい」「とにかく救いがない小説。インタビュー調で語られたのはちょうどよかったかも」「めくるめく伏線回収、そしてラスト数ページでまさかのー!!!」「超傑作! 読んで間違いなし!」と、読者からは大絶賛の声が上がっている。

 そして2017年、『愚行録』が監督・石川慶、事件の真相に迫る週刊誌記者・田中役を妻夫木、その妹役を満島で実写化される。待望の映画化とあって「とうとう映画化か!」「はやくみたい、はやくみたいよー」「楽しみすぎて今から映画館に入るところからイメトレしてる」と、世間の期待もヒートアップ。

 今回初めて長編映画の監督を務めることとなった石川は「複雑に入り組んだプロット、一筋縄ではいかない登場人物たち、そして全体を貫く重厚なテーマ。『こういう映画が見たい』と常々思っていたものが全部詰まっている作品です」と、今作の映画について語り、またキャストについては「妻夫木さん、満島さんらの繊細な芝居と、この作品のために集まってくれた最高のスタッフたちとの間に、どんな化学反応が起こるのか、規格外の映画になる予感がしています」とコメント。

 主演を務める妻夫木は「人間は愚かな生き物なのだということに、こんなにも真正面からぶつかった作品はなかなかありません。僕たちはこの泥沼に浸かることに決めました。追い込まれて、追い込まれて出た最後の命の一滴を最後まで見つめて頂ければ幸いです」と熱い演者魂を見せた。同じく主演を務める満島に対しては「全力投球してきてくれる満島ひかりという女優が僕は大好きです」と称賛、満島も「ほんとうの兄のように慕っている妻夫木さんがいるので、とても安心です」と語った。

 著者の貫井は「愚行録を映画に、というお話をいただいたのは、かなり意外でした。内容的にも構成的にも、映像化に向いていない作品だと認識していたからです。願わくは、この映画をご覧になった皆様の胸に、抜けない棘が深く刺さっておりますことを」と、コメントを残した。

 まだ上映時期の明確な発表はされていないが、「もう待ちきれない」との声も上がっているようなので、是非とも1日も早い上映決定を期待して待ちたい。

■映画「愚行録」


公開日:2017年
原作:貫井徳郎
監督:石川慶
脚本:向井康介
キャスト:妻夫木聡、満島ひかり ほか
企画・制作:オフィス北野
配給:ワーナー・ブラザーズ映画/オフィス北野
(C)2016「愚行録」製作委員会

■『愚行録』


著:貫井徳郎
発売日:2009年4月5日
出版社:東京創元社