フィジーの被災地視察を終え報告するユニセフのアジア親善大使アグネス・チャンさん=24日午後、東京都港区
共同通信社

 国連児童基金(ユニセフ)のアジア親善大使に就任した歌手アグネス・チャンさんが、“初仕事”としてサイクロンに襲われた南太平洋の島国フィジーを訪れ、24日に都内で報告会を開いた。「子どもたちがおなかをすかせ、心の傷を負っている様子に胸が痛くなった」と語り、早期の復興に向けて支援を訴えた。

 フィジーは2月に大型サイクロン「ウィンストン」が直撃。約35万人が被災し、40人以上が死亡、家屋被害は約2万8千軒に上る。アグネスさんは今月7日にアジア親善大使に任命され、被災1カ月となる20~21日に現地を訪問した。