bayfm、サザエ型ラジオを限定販売 新規リスナー開拓に一石 | ニコニコニュース

千葉県産のサザエから作った『SAZAE RADIO(サザエラジオ)』 (C)ORICON NewS inc.
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 千葉県のFMラジオ局・bayfmが23日、都内で会見を行い、同県産の本物のサザエから作った商品『SAZAE RADIO(サザエラジオ)』(税込み3980円)を100個限定で販売することを発表した。貝殻を耳に当てて聴くこともできる画期的なラジオの誕生に、同局の編成局次長・小縣正幸氏は「ラジオに親しみのなかった人たちが、家庭に置いて聴くきっかけになってくれたら」と期待を寄せた。

製作は手作業“サザエ型ラジオ”に自信をみせるbayfmの担当者

 同商品は、東京湾近くに同局の本社があることから「海に関わるものとラジオとの組み合わせで、何か面白いものができないか」との思いから誕生。館山の漁港から調達した10センチ以上の大ぶりのサザエを使用し、同局以外のラジオ局の聴取、USB充電といった高機能を実現させた。

 ひとつひとつを手作業で製作していることから、小縣氏は「100個が限界です。採算度外視でやっています」ときっぱり。それでも、商品化に踏み切った理由のひとつに“ラジオリスナーの高齢化”を挙げ「FM(ラジオ)というと、20~30年前はリクルートメディアで大学生とかが聴いていた。今は40代が主流なので、それを出来る限り若返らせたいっていうのはありますね」と言葉に力を込めていた。

 同商品は、4月1日から30日まで同局内のネット通販サイトで申し込み予約を実施。応募者多数の場合は抽選を行い、5月中旬をメドに商品の発送が行われる予定となっている。