民進党が旗揚げ=政権狙い「勢力結集」―160人規模、代表に民主・岡田氏 | ニコニコニュース

 民主党と維新の党による合流新党「民進党」が27日午後、東京都内のホテルで結党大会を開き、正式に旗揚げした。新党の規模は衆参両院で約160人。結党宣言で「野党勢力を結集し、政権を担うことのできる新たな政党をつくる」と表明した。夏の参院選や次期衆院選に向けた態勢づくりを急ぎ、安倍政権に批判的な有権者の受け皿となることを狙う。

 結党大会では、初代代表に民主党の岡田克也代表を選出。この後、岡田氏は就任あいさつで「政権交代可能な政治を実現するラストチャンスという認識を共有しないといけない」と強調。その上で、参院選などを念頭に「ここで政治の流れを変える。代表として全ての責任を負い、必ず結果を出す」と、不退転の決意で臨む姿勢を示した。

 幹事長には民主党の枝野幸男氏が横滑り。政調会長に同党から衆院当選2回の山尾志桜里氏を抜てきして清新さを打ち出した。筆頭格の代表代行に維新の江田憲司前代表を充て、両党の融和を図った。いずれも任期は9月末まで。

 大会では、結党後初の国政選挙で来月12日に告示が迫る衆院2補選(北海道5区、京都3区)の必勝を期し、衆参同日選にも備えるなどとした当面の活動方針を決定。綱領には「国民とともに進む改革政党」や「立憲主義の堅持」を盛り込んだ。