自白「信用性」の判断注目=栃木女児殺害、31日判決―宇都宮地裁

 2005年に起きた栃木県今市市(現日光市)の小学1年吉田有希ちゃん=当時(7)=殺害事件で、殺人罪に問われた無職勝又拓哉被告(33)の裁判員裁判の判決が31日、宇都宮地裁(松原里美裁判長)で言い渡される。検察側は無期懲役を求刑、弁護側は無罪を主張している。

 捜査段階の被告の自白について、地裁は18日の公判で、取り調べの録画・録画映像などを基に「任意性」を認めた。判決では、もう一つの主要な争点である自白の「信用性」について、裁判員らがどう判断するかが注目される。