賭博問題の元巨人・笠原将生は居酒屋オーナーに転身も店は超厳戒態勢 | ニコニコニュース

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 NPBが「常習者」B氏とともに賭博汚染解明の「キーマン」に指定する笠原将生氏。球界を追放された渦中の男は、「相棒」B氏の協力のもと、故郷・福岡で居酒屋の主となっていた。だが、酒と食事でくつろげるはずの店内は、一触即発の緊迫感に満ちて‥‥。

 九州一の歓楽街、福岡・中洲から川を一本隔てた一帯には高級志向の飲食店が立ち並ぶ。その一角、比較的新しいビルの3階に、笠原氏の店「U」はあった。ビルの前にはメニュー看板が立てかけられており、ウニ料理、ウニしゃぶが名物のようだ。オープンしたのは3月10日。「第4の男」高木京介の謝罪会見翌日という狙い澄ましたようなタイミングだった。

 入り口を入るとすぐ短い廊下があり、4人席の個室が2つ。左に厨房を見ながら廊下を奥へと進むと8人掛けのカウンターがある、というレイアウトだ。

 開店当日、店の前に約30人もの報道陣が詰めかけると、店員は「今日は予約した人しか入れません」と説明。〈取材目的でのご来店は固くお断り〉という貼り紙がある。運よく入店できた人物が明かす。

「マスコミの人間を排除しようと、非常にピリピリした警戒ぶりでした。フロアのカウンターではなく、強制的に個室に押し込まれ、トイレに行くだけでギロッとニラまれ、マークされる。『個室に入ったまま出てくるな』という攻撃的な感じでしたね。せっかくだから店内の写真でも撮りたいと個室からちょっと出たら店員がスッ飛んできて、『こっちもお前らのこと、出してやるからな!』と言いながら、スマートフォンで僕らの姿を動画で撮り始めたんです」

 異常とも言える超厳戒モードである。

 また別の日、同じく個室に案内された客によれば、

「すごく警戒していました。トイレに立つ際も監視されるし、料理を運んでくる時は個室入り口の障子を開け放していますが、その間もジーッと見られていたし。でも、笠原さんの姿は見えませんでしたね」

 自慢のウニ料理の味はというと、

「ウニしゃぶは恐らく、味噌ベースの出汁。そこにウニを溶かして魚介や肉をしゃぶしゃぶします。まだオープンしたばかりで落ち着かないせいか、ウニしゃぶという料理が珍しいせいか、味はまぁそこそこというか‥‥」(食べた客)

 実はこの店、B氏経営の東京のウニしゃぶ店と、コンセプトやメニューに共通点がある。「U」の内情を知る関係者が明かす。

「ここに店を出すにあたり、その知り合い(B氏)に料理や味について教えてもらっています。のれん分けではないんですが」

 今も関係は続行中なのだ。別の関係者も言う。

「オープン当日は笠原本人もお店に出ていましたが、マスコミの人間が入ってくるとまずいので、ずっと厨房にいたそうです。調理はせず、今は皿洗いですが」

 オーナーでありながら皿洗いという現状。この関係者はさらに、

「マスコミのほか、球団の人たちの入店もお断りすることにしています」

 と話すが、スポーツ紙デスクによれば、

「笠原はNPBからの事情聴取要請に応じる意向を示しましたが、巨人はこれからさらに笠原からどんな話が出てくるのかと、ビクビクしています。もし本当に(賭博の舞台裏を)洗いざらいしゃべられると、困るのは球団と、さらなる“疑惑の選手”ですから」

 笠原は3月13日のツイッターで〈これからはもっと真実を言って行きます〉とつぶやいている。