【ロサンゼルス共同】キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長(89)は共産党機関紙グランマに27日付でコラムを寄せ、現職として88年ぶりにキューバを訪問し経済や人権面での支援を表明したオバマ米大統領に対し「キューバは米国からのプレゼントを必要としていない」と批判した。

 前議長がオバマ氏訪問に対する反応を公式に明らかにしたのは初めて。

 前議長は、米国が半世紀以上も経済制裁を続けているにもかかわらず、オバマ氏が特に若者に向け「過去を忘れ、未来を見よう」などと呼び掛けたことを批判。食料などは「自分たちで生産可能だ」とした。

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