記者会見で謝罪する、寺内容疑者が通っていた千葉大の渡辺誠理事(奥)ら=28日午後、千葉市稲毛区
共同通信社

 行方不明となっていた埼玉県朝霞市の女子生徒(15)が約2年ぶりに保護された事件で、未成年者誘拐容疑で指名手配後に身柄を確保された寺内樺風容疑者(23)が通っていた千葉大の渡辺誠理事は28日、記者会見し、懲罰委員会を設けて寺内容疑者の卒業取り消しを検討する考えを示した。

 千葉大によると、寺内容疑者は今月23日に工学部情報画像学科を卒業したばかりだった。渡辺理事は「被害者の方、ご家族の方にご心配をおかけして誠に申し訳ない」と謝罪した。

 寺内容疑者は他の学生と会話する様子もみられ、コミュニケーション能力に問題があるようにはみえなかったという。