共産党は28日の常任幹部会で、他の野党との選挙協力をにらみ控えてきた次期衆院選小選挙区への擁立作業に着手する方針を決めた。衆院選での同党との選挙協力に消極的な民進党に圧力をかける狙いだ。山下芳生書記局長が記者会見で明らかにした。近く1次公認を発表する段取りという。

 山下氏は、民進党の母体となった旧民主党のこれまでの対応を「(2月の)5党首合意を誠実に履行する態度とは言えない」と批判。「民進党がこうした態度を取る下で、わが党として衆院選を戦う独自の準備を急ぐ必要がある」と語った。

 同時に山下氏は、衆院選での野党共闘は引き続き模索すると強調。独自候補の擁立について「結果的に民進党を含む野党間の選挙協力を前に進める力になる」と説明した。