天井にドーム型カメラなどが取り付けられた取調室=28日、東京都内の警視庁施設
共同通信社

 取り調べの録音・録画(可視化)のため、天井にカメラなどが取り付けられた警視庁の施設の取調室が28日、報道陣に公開された。この機材は「設置型装置」と呼ばれ、警察庁が2014年度補正予算で約9億5千万円を計上、昨年末までに全国に約850台を配備した。今年から可視化の試行で使っている。

 天井の片隅に設置されたドーム型カメラとマイクが容疑者の表情やしぐさ、取調官とのやりとりを捉える仕組み。別室のモニターで、取り調べの様子をリアルタイムでチェックもできる。

 あらかじめ取り付けられているため、スイッチを入れるだけで録音・録画が可能だ。