記者会見するスカイマークの(左から)佐山展生会長、市江正彦社長ら=28日午後、国交省
共同通信社

 中堅航空会社のスカイマークは28日、東京地裁から民事再生手続きの終結決定を同日付で受けたと発表した。債権者への弁済がほぼ完了したためで、経営破綻から1年2カ月で法的な処理を終えた。早ければ2017年度に国内線を拡充し、撤退路線の復活も検討していく考えを表明。16年3月期決算の営業利益予想は、15億~18億円になると正式に公表した。

 スカイマークは身の丈を超えた巨額投資や、燃料高といった外部環境の変化によって破綻した過去と決別し、安定的に稼げる体制づくりに乗り出す。会見で市江正彦社長は「長期的な環境変化があっても耐えられる体制にしたい」と抱負を語った。

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