一度退職した同僚の「出戻り入社を歓迎する」?or「しない」?⇒6割以上が〇〇! | ニコニコニュース

一度退職した同僚の「出戻り入社を歓迎する」?or「しない」?⇒6割以上が〇〇!
マイナビウーマン

企業はいま、深刻な人材不足に悩まされているようです。平成27年8月に、日本商工会議所が発表した「人手不足への対応に関する調査」という集計結果があります。中小企業2625社以上に聞いたところ、人員が不足していると答えた企業がそのうちの半分、1319社が「不足している」と回答しました。ちなみに一番不足しているのは介護・看護業界。ついで運輸業と建設業が続きます。そうなると、いわゆる「出戻り」が注目されるかもしれません。社会人男性のみなさんに聞いてみました。

Q.一度退職した同僚の「出戻り入社」を歓迎するほうですか?

歓迎する…63.9%
歓迎しない…36.1%

半数以上の方が「歓迎する」との声で、思ったより多く感じました。その理由をチェックしてみましょう。

<「歓迎する」派の意見>

■よく戻ってきてくれた!

・「素直にうれしいから。」(29歳/小売店/販売職・サービス系)
・「断ったり、嫌がらせするのは、ブラック企業。」(38歳/運輸・倉庫/自営業・フリーランス)
・「教える手間が減る。」(26歳/その他)
・「本人が戻りたくて会社も承諾したのなら、とやかく思うことではないので。」(35歳/その他)

かつての仲間が再び戦力になってくれるとのことで、歓迎ムードでした。本人はヒヤヒヤして再出社しても、意外とまわりは気にしていないということもありそうですね。新たな決意をして出戻ったということで、モチベーションの高さが期待できます。未経験や、経験者でも、入社してしばらくは仕事を覚えるまでに時間がかかるので、元同僚なら教育コストがかからずに済みます。

■条件付きならOK!

・「退職の理由による。」(30歳/事務系専門職)
・「中途半端な事情なら引っかかるが、しっかり考えてのことなら歓迎する。」(33歳/販売職・サービス系)
・「その人がすごく嫌な人だったら歓迎しませんが、普通な人であれば歓迎します。」(28歳/その他)
・「仕事のできる人であれば、復帰してもらえると即戦力になり頼もしいと思うから。」(39歳/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)

この場合は「退職理由」「仕事ができるかどうか」「人柄に問題がない」の3点が重要ポイントのようです。慣れ親しんだ職場だからと気を緩めず、初心に戻って誠心誠意、仕事や人間関係の実績を積む必要があります。大歓迎してくれる人もいれば、一歩引いての歓迎もあるんですね。最初は違和感があっても、1カ月、3カ月と経つうちに、きっとまわりの雰囲気も温かいものになっていくと思います。

<「歓迎しない」派の意見>

■それはダメなのでは……?

・「アルバイトしていた時に、出戻りに偉そうにされた経験があるので。」(36歳/学校・教育関連)
・「信用できないから。」(33歳/情報・IT/技術職)
・「また辞める人が多いので。」(32歳/商社・卸/事務系専門職)
・「理由があって辞めたのに、戻る意味がわからない。」(34歳/小売店/販売職・サービス系)

残念ながら、理由や事情を問わず「歓迎しない」という声も。過去の経験や感情的に、仕方のないことだと思います。仕事が大変な時期に無責任に辞めた人であれば、下手をすると「裏切り者」のレッテルを貼られてしまいそうです。辞めてから出戻るまでの期間も、判断に関係があるかもしれません。

■まとめ

転職をしたけれど、または予定があるけれど、もしかしたら出戻る可能性がゼロではありません。転職先がまったく合わなかったり、元の会社から戻ってきてほしいと要請があるかもしれません。いずれにしても円満に退職するのが、人間関係においてとても大切であることがわかったアンケート結果でした。

(Spinof Design)

※画像はイメージです

※『マイナビウーマン』にて2016年1月にWebアンケート。有効回答数292件(22歳~39歳の社会人男性)