勝手に壊れるタイマーが仕掛けられてる?!家電にまつわる都市伝説11選 | ニコニコニュース

ウソ?ホント?
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スマホ、パソコン、テレビ、冷蔵庫、電子レンジ…と生活するうえでなくてはならない存在の電化製品たち。でも、そこにあるのがあまりに当たり前すぎて、その詳しい仕組みや性能については正直わからないことばかり。そのせいか、電化製品にまつわるウソかホントかわからない都市伝説がまことしやかにささやかれているんです!

■ さすがにウソでしょ?! ネタ&ちょい怖系

◎ 1:スマホのあそこのにおいが…

最近、ネット上で話題になったのが

・スマホのイヤフォンジャックからパイナップルのにおいがする

という都市伝説。発端は2ちゃんねるに投稿されたスレッド。その後ツイッターでウワサに火がつき、多くの人が実際に臭いを嗅いでみたよう。その結果「マジだ!」「たしかにフルーティーなにおいがする」「音量ボタンからもパイナップル臭が……」と賛同意見が多く集まり、盛り上がりました。さっそく嗅いでみましたが…、うーん、機械臭? 「パイナップルだ!!」という感動は得られず。でももしかしたら機種によるのかもしれないので、いろいろ嗅いでみるのもおもしろいかもしれません。

◎ 2:パソコンには心が宿る?

掲示板やブログなどに投稿されている話のなかに、

・最近パソコンの調子が悪いのが悩み。ふと「そろそろ買い替えかな…」とつぶやくと、いきなり電源が落ちて再起動できなくなった。焦って「修理に出さなきゃ!」と言ったところパソコンが勝手に再起動した

という都市伝説があります。捨てられるのを恐れたパソコンからの必死の抵抗だったのでしょうか。機械に心が宿るなんて信じられませんが、故障したわけでもないのに、なにをやってもうまく動いてくれないとき「今日は機嫌が悪いんだな」と感じることがあるので、あながちウソとも言い切れないかも?

◎ 3:テレビの砂嵐って実は…

テレビ放送が終了したあとに流れる砂嵐を見ていると、そこに自分の望むものが映しだされるという都市伝説。なんでも、砂嵐のような絵をジッと見つめると、映像が浮かび上がってくる視覚マジックがあり、それと同じような現象が起こるとか起こらないとか…。それからちょっと怖い都市伝説だと、

・深夜、テレビの画面が砂嵐になったかと思うと、いきなりゴミ処理場が写し出された。すると、人の名前がスタッフロールのようにせり上がってきて、ナレーターが抑揚のない声でそれを読み上げる。すると最後に「明日の犠牲者は以上の方々です。おやすみなさい」というナレーションが入った

というものも有名。ひやっとする話です。ただ、テレビの砂嵐はアナログ放送限定のものだそう。デジタル放送では、砂嵐が映ることはないようです。

◎ 4:電子レンジは宇宙人の技術?

テレビで紹介された都市伝説のなかに、電子レンジはUFOの技術を転用して作られたというものがあります。

・アメリカで、電子レンジの特許を巡った裁判が起こったとき、特許の権利のほとんどをアメリカ政府が持っていた。不審に思って知らべると、分子を振動させて摩擦熱を作るという技術は、墜落したUFOの部品から転用したものだった

にわかには信じられませんが、たぶん、電子レンジの機能は、ステルス戦闘機の技術を転用したものという情報を、大幅に脚色したもののような気がします。とはいえ、もし本当にUFOに搭載されている技術が手に入ったら、いったいどんな便利なものができるのか、夢がふくらみます。

◎ 5:家電が壊れる本当の理由…

「家電タイマー」という都市伝説があります。これは、

・流通している家電は、一定期間経つと自然に壊れるように設計されている

というもの。売上を確保したい家電メーカーの策略だというウワサです。たしかに、それまでなんともなかったのに、いきなり壊れてしまうことがあります。さすがに考えすぎでしょうが、もし本当に家電の寿命を操作できる技術があったら、すごいですよね。

■ 思わず信じちゃう! 便利な裏ワザ系

◎ 6:家電はたたけば直る

家電にまつわる都市伝説で、きっともっとも多く語られているであろう話が

・壊れた家電はたたくと直る

というもの。さすがに精密機械を叩いて直すなんて、あまりに豪快で物理的すぎますが、調子が悪いとつい叩いてしまうことも。実は、この都市伝説はあながち真っ赤なウソとも言い切れないようで、電化製品が発売された初期のころは、内部に溜まった埃や塵のせいで接触不良を起こすことが多かったそう。そのとき叩いて振動を加えれば、埃や塵が落ちて直ることがある、というのは事実なんです。

◎ 7:電子レンジでスマホの充電?

現代人にとって一番身近な電化製品と言っても過言ではないスマホ。肌身離さず持ち歩いている人がほとんどではないでしょうか。そんなスマホにまつわる都市伝説に

・スマホを電子レンジで温めると充電できる

というものがあります。こちらは2ちゃんねるの書き込みが発端になっていて、実際に試してみたという人も多かったようです。実は、都市伝説とは言うもののこれはまったくのデマ! 充電できないどころか、スマホ自体が故障してしまいます。しかも、爆発したり、発火したりする可能性も。絶対に試してはいけない都市伝説です。ただ、実際に試してしまった人が多かったように、物理学的にうんぬんかんぬん…なんて言われると、つい信じてしまう気持ちもわかるような気がします。火災の原因になる可能性があるので絶対試さないでください!

◎ 8:電池を長持ちさせる保存場所

使っていない電池も、放電によってすこしずつ電力が弱まっていってしまうとか。大幅なものではありませんがどうせなら長持ちさせたいところ。そんななか、

・電池を冷蔵庫で保管しておくと長持ちする

というウワサが流れました。「冷蔵庫=保存」というイメージがあるからでしょうか。よく考えると、納得感のある理由は思いつきませんが、なんとなく効果がありそうに思えます。とはいえ実際のところ、三菱電機公式サイト「電池の上手な保管方法は?」によると、

> 保管温度は10℃~25℃が適切であり常温を超えないようにしてください。(中略)冷蔵庫に保管すると電池が結露し、水滴により正極(+極)と負極(-極)がつながり電池が消耗したり、サビが発生する原因となるので避けてください。

とのことなので、冷蔵庫での保管はNGのようです。

◎ 9:静電気で使いきった電池が復活?

電池にまつわる都市伝説で有名なのは、もうひとつ

・使いきった電池を摩擦すると静電気で復活する

というものがあります。静電気が起こったときの「バチッ」とする痛みを思うと、やや信ぴょう性がありそうかも…! そこで、実際に試してみたところ、少しの間ですが本当に電池が復活したんです。摩擦によって生まれた静電気が電池に溜まったんだ!と思ってしまいましたが、実はこれ静電気は関係ないようです。摩擦で熱が加わることによって、電池の科学反応が促進されるのが理由だとか。

◎ 10:ハードディスクが壊れたら冷凍!

パソコンやDVDデッキに搭載されている記憶装置、ハードディスクドライブ(HDD)。これが壊れてデータが飛ぶと、かなりイタい…。バックアップとってなかったー!ということになると絶望の底に落とされます。そんなとき、

・壊れたハードディスクドライブ(HDD)は冷凍庫で凍らせるとデータが復旧する

という都市伝説が! 実際に焦っているときは、藁にもすがる思いで試してしまいそうですが、逆にもっと悪い状態になってしまうんじゃないかという懸念も…。

◎ 11:室外機に水をかけると節電に?

ちょっと意外なところで、エアコンの室外機に関する都市伝説も流れています。それが、

・室外機に水をかけると電気代が下がる

というもの。電化製品に故意に水をかけるなんて、タブーな気がしますが、室外機の温度を下げることが節電につながるのは事実だという説もあります。ただ、水をかけ続ければ故障のリスクが高まるのは確実なので、試してみるのはNGかも。

■ 身の回りの家電について、ちゃんと知ってる?

家電にまつわる都市伝説は「そんなのウソでしょ!」と笑えるものも多いですが、便利な裏ワザ系のなかには「もしかしたら本当かも…」と試してしまいそうなものも。本当に効果があるものもありますが、信じて試してみたら壊れてしまったり、大きな事故に発展しまったりする可能性もあります。そんな都市伝説をつい信じてしまうのは、自分たちの身の回りの電化製品の仕組みや性能について、きちんと考えたことがないからかも。電力自由化になったこのタイミングに、家電の説明書を読みなおしたり、どれくらいの電力を使っているのか確認したり、電化製品や電力についての意識を変えてみるのが大切かもしれません。

(著:nanapiユーザー・ながしま 編集:nanapi編集部)