エジプト機ハイジャック、犯人逮捕=キプロス着陸、人質全員解放 | ニコニコニュース

 【カイロ、エルサレム時事】エジプト北部アレクサンドリア発カイロ行きのエジプト航空181便が29日朝(日本時間同午後)、男1人にハイジャックされ、地中海の島国キプロスのラルナカ空港に強制着陸させられた。約6時間後、両国当局の説得で男は逮捕され、60人前後の乗客乗員は全員、無事解放された。

 エジプト当局によると、ハイジャックされたのはエアバスA320型機。アレクサンドリア近郊のボルグエルアラブ空港を離陸直後、男がキプロスに向かうよう要求した。搭乗者には米国や英国などの外国籍保持者も含まれていたとされるが、在エジプト日本大使館によると、日本人は乗っていなかった。

 キプロスのアナスタシアディス大統領は「テロと関連はない」と述べた。同国メディアは、ハイジャックした男について「キプロスに離別した元妻がいる」と報じ、個人的動機に基づく犯行の可能性を指摘した。ただ、供述が二転三転しており、動機ははっきりしない。

 キプロス外務省などによると、逮捕された男はエジプト人で、1994年までキプロスに住んでいたとされる。亡命を希望しているとの情報もある。

 男は当初、自爆用のベルトを着用していると主張。キプロス治安当局が警戒態勢を敷いたが、結局、爆発物を所持していなかったことが判明した。