FRBのイエレン議長(AP=共同)
共同通信社

 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は29日、ニューヨークで講演した。追加利上げを実施するペースについて「金融政策の正常化は慎重に進めるのが適切と考えている」と述べ、国内外の景気に配慮しながら、次の利上げ時期を探る方針を示した。

 イエレン氏は「緩やかに金利を引き上げていく」との方針をあらためて強調した。景気が予想以上に強い場合は利上げペースを速める一方、逆に弱い場合は「再びゼロ近くまで金利を引き下げることも可能だ」と話し、柔軟に金融政策を実施する方針を示した。

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