民進党の岡田克也代表は30日のBS11番組で、来年4月に予定されている消費税率10%への引き上げについて「経済状況によっては上げられないことはある」と述べ、先送り容認もあり得るとの認識を示した。

 岡田氏は「上げられない状況だとしたら、経済運営に責任を持つ安倍晋三首相の責任は重い」とも指摘した。

 これに先立ち、岡田氏は党常任幹事会で、「軽減税率は認められないというのがわれわれの考え方だ。撤回を求めていく」と述べた。旧民主、旧維新両党が2月にまとめた統一見解に沿った発言で、岡田氏は再増税の前提として社会保障の充実などを政府に要求する方針も示した。