「好き」は信じないのに、「嫌い」は素直に信じる女子 | ニコニコニュース

「好き」は信じないのに、「嫌い」は素直に信じる女子
独女通信

筆者の友人に、どうしようもなくネガティブな女性がいます。彼女いわく、「常に最悪の事態を想定しておけば、それ以上のことしか現実には起こらないため、必ず良かったと思える結果がもたらされるから」とのこと。

でも端から見ると、いつも無駄に悩んでいるようにみえます。特に人の言葉には左右されてしまうようですが、同じ悩みを持つ方は、意外に多いのではないでしょうか。

■ 「好き」と言われたのに、まず相手を疑うことから始める

普段の彼女は人当たりも良く、誰にでも好かれるタイプです。彼氏にも困らず、会うたび色々な恋愛話が聞けて面白いのですが、恋愛に対してもとにかくネガティブ。

たとえば、気になる男性から「好き」と言われたのに、「絶対に言い慣れてるよね」「本心だったらもっと特別なシチュエーションで伝えてくれるはず」など、まず相手を疑うことから始めます。

同様に、「かわいいね」と言われても似たような反応を示すありさま。過去の恋愛のトラウマなのか、とにかく彼女は自分に向けられた肯定的な言葉に対し、疑いを抱きます。

なのに、否定的な言葉に対してはとても素直な反応を示します。たとえば、彼から短所を指摘され、「そういうとこ嫌いだな」と冗談めかして言われれば、何の疑いも持たず受け止める。そして、怒ったり落ち込んだりはするけれど、彼の真意を確かめようとはしません。「やっぱり私のことが嫌いだったのね」と、瞬く間に悲劇のヒロインになります。

その思考回路で生きていくのしんどくないかな? と思うのですが、その後彼と良好な関係に落ち着くと、すっかりそんなことがあったなんて忘れているようです。嫌なことは忘れるという楽観的な一面があることが、唯一の救いだなと思いました。

■ 愛される女性は信じる気持ちが強い!

女の勘ってバカにならないくらい当たることがありますが、たとえリップサービスだとしても、「好き」や「かわいい」という男性の発言は、彼女を喜ばせたい気持ちからくるものです。それなのに「ほんと~?」「誰にでも言ってるくせに!」なんて謙遜の気持ちで男性にツッコミを入れても、お互い何のメリットもありません。

難しく考えるよりも、もっとシンプルに。嬉しい言葉は嬉しい、悲しい言葉は悲しいと素直に打ち明けられる女性の方が、男性にも好かれますし、愛される秘訣ではないでしょうか。ネガティブな発想はストレスにもなりますから、暗い考えを抱くくらいなら、いっそ何も考えず本能に従った方が、人生をより豊かに楽しく送れるでしょう。

結局のところ相手を信じられないのは、自分自身と相手をよく知らないからです。彼に疑いを持ち不安に駆られるなら、もっと客観的に相手を観察し、その人の言葉や行動を見て本質を知ることが大切です。もちろん、その際には自分のことも客観視できればいいですよね。

何にせよ最終的な判断は、やはり自分でしなければなりません。当然その責任も自分に降りかかりますが、誰にも分からない未来に不安を抱くよりも、今を楽しく過ごす思考回路を持ちたいものですね。(恋愛ウォッチャーaYa)