武豊、世界制圧なるか!? 全盛期の「殺人スケジュール」復活の兆しも、妻の佐野量子は...... | ニコニコニュース

武豊騎手(撮影:編集部)
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 日本競馬の顔役、武豊。昨年彼が最も世間の注目を集めたのはフリーアナとの「不倫疑惑」ではあったものの、年末には香港G1「香港C」をエイシンヒカリで制し、国内のみならず海外でもその手腕を改めて見せつけてくれた。

 そんな武騎手、今年はどうやら「旅人」になるという話がネットで話題になっている。いったいどういうことなのか。

 武騎手といえば、先月26日の「ドバイワールドカップデイ」のUAEダービー(G2)をラニ(牡3歳 松永幹夫厩舎・栗東)で勝利。ラニのポテンシャルもさることながら、武騎手の目を見張る好騎乗も印象に残る快挙だった。

 この勝利により、ノースヒルズの前田幸治代表がアメリカ競馬最高峰・ケンタッキーダービー(G1)(5月7日、米チャーチルダウンズ)への直行を明言。松永幹夫調教師もノリノリのようで、武騎手とともに「全米制覇」を狙いに行くのはほぼ間違いないだろう。

 さらに武騎手の「海外行脚予定」は他にも。昨年香港Cを制したエイシンヒカリと共に仏GI・イスパーン賞(5月24日、シャンティイ)から、昨年はスピルバーグが参戦した英GI・プリンスオブウェールズS(6月15日、アスコット競馬場)に挑戦する予定。アメリカだけでなく欧州へも足を伸ばす。今年の武騎手は「世界制圧」に動いているといっても大げさではない。

 日本を代表する騎手だけに、「世界制覇」への期待は高まるばかり。ただ、当然ながらこれだけの遠征をこなすのはかなりハードだ。

 ケンタッキーダービーが行われる5月7日、国内ではNHKマイルC(G1)とビッグレースがかぶるが、ここはアメリカを優先することとなるだろう。そして、イスパーン賞に関しては日本競馬の最高峰・日本ダービー(G1)の5日前と非常にタイト。ダービー終了後、半月程度の間に今度はイギリスへ......。国内開催にもできる限り出走するに違いなく、5月からのこの1カ月半は武騎手にとっても相当疲労が溜まりそうな印象はある。

 しかし、そこは海外でも経験豊富な武騎手。これまでも海外遠征には積極的で、海外G1も多数勝利。しかも、その中には驚嘆の"エピソード"も存在する。

 2006年、バラエティ『ナンだ!?』(テレビ朝日系)に武騎手が出演した際に、彼の「1週間」を紹介。それによると、月曜にフランスで騎乗してその日のうちに日本にとんぼ帰り、火曜に移動して水曜に地方競馬でも騎乗した後、木曜に中央競馬の調整ルームに入って金曜は競走馬の調教を行い、土日のレースに出走......武騎手が年間200勝を達成している時期ではあるが、信じられないほどのタイトなスケジュールをこなしてきたことがうかがえる。

 これだけの経験を見てしまうと、年齢を重ねたとはいえ今回の遠征くらいは大丈夫ではないかという気持ちになってしまう。日本競馬史上最高の騎手は、やはり常識の範疇では図れない人物なのだと改めて理解できる。ぜひとも世界で大暴れしてもらいたいものだ。

 ちなみに、武騎手の妻である元タレントの佐野量子は、基本的に海外遠征にはついてこないらしい。パリなど、買い物などができそうなところだけ行くようだ。なんともマイペースである。