「平熱」とは何か、iPhoneで明らかにする研究が開始 | ニコニコニュース

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37度ちょっとあっても平気な人もいれば、そうじゃない人もいますね。

平熱は37度以下、ってよく言われてますが、それは年齢や性別、体の大きさによって微妙に違うようです。そこで、お医者さんが患者さんの体温についてもっと理解しやすいようにすべく、米国で過去最大規模を目指す体温データ収集が始まっています。

ボストン小児病院の研究チームは、アップルのResearchKitを使って「Feverprints」というアプリを開発しました。それは、ユーザーに日々の体温データを収集させ、それを研究者に送るアプリです。

「我々が目指すのは、平熱が1日の間でのどのように変化するかを知ること、体温をよりよい診断の道具としていくこと、いろいろな症状や疾患経過における解熱剤の効果を評価していくことです」とアプリを作ったチームのひとり、Jared Hawkins氏は言っています。

とはいえ、このアプリ自体で体温を測ってくれるとか、体温計と接続して正確なデータを記録するとかいうわけじゃありません。ただユーザーに対し、一般的な体温計で体温を測り、薬やライフスタイル、健康状態についての情報を記録していくよう1日中随時リマインドするだけです。これらの情報はもちろん取り扱い注意なので、研究チームによれば、すべての情報は匿名で保存されるそうですよ。

データの取り方がアナログなのがちょっと心もとないですが、スマートウォッチがもっと普及してそこに体温計も付いてたりしたら、こういうデータが一瞬で集まりそうですね。

source: Feverprints

Chris Mills - Gizmodo US[原文
(miho)


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