米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設先の名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸で、米軍の立ち入り制限海域に侵入したとして、中城海上保安部(同県沖縄市)は1日、刑事特別法違反の疑いで、カヌーに乗っていた50代の男を逮捕した。海保は男の名前を公表していないが、市民団体などによると、芥川賞作家の目取真俊氏(55)とみられる。

 逮捕容疑は1日午前9時20分ごろ、辺野古沖の米軍の制限海域に許可なく立ち入った疑い。米軍が拘束し、同日午後5時20分ごろ、引き渡しを受けた中城海上保安部が逮捕した。