「遊☆戯☆王」の海馬コーポレーションが集英社と合併 完全子会社化を予定 | ニコニコニュース

 
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劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』は4月23日に全国公開を迎える。それに先駆け、『遊☆戯☆王』が連載されていた「週刊少年ジャンプ」の集英社と、海馬瀬人が社長を務める海馬コーポレーションの合併が決定した。海馬コーポレーションが集英社の親会社となり、新たなデュエルプラットフォームの構築を目指す。

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海馬コーポレーションは『遊☆戯☆王』に登場する巨大企業である。前身は戦時中の軍事企業・海馬重機工業であり、前社長の海馬剛三郎が失踪したのちに、息子の海馬瀬人が10代で社長に就任した。


その後はゲームアトラクションの開発や大規模ゲームイベントなどの新事業で軍事産業中心の体質から脱却。新型デュエルディスクの開発やデュエルスタジアムの建設など、デュエル文化の発展に尽力してきた。近年は宇宙開発事業にも参入し、世界で唯一の軌道エレベーターを保有中。年商は約9180億円となっている。

このたび、海馬コーポレーションが集英社の株式の51%を取得することで連結子会社化が決定した。今後は全株式を取得し、完全子会社化する方針を発表している。集英社を消滅会社とする吸収合併方式で、集英社は90年に及ぶ歴史に幕を閉じることになった。


海馬コーポレーションの新技術と集英社の既存メディアとのシナジーによって、さらなる展開が期待できるだろう。その第1弾としてマンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」をリニューアルし、海馬コーポレーションの入社試験を実施する。アプリでは勤務時間や給与、福利厚生なども記載されており、今まで明かされていなかった海馬コーポレーションの内部を垣間見ることができる。
[高橋克則]【ほかの画像を見る】